東広島（ひがしひろしま）市　その２　−酒蔵−

全国屈指の銘醸地として知られる東広島市西条。江戸初期からの醸造の伝統を引き継いで、８つの酒蔵が町の中心にあり、旨い酒造りを競い合っています。マンホール蓋にはそんな酒蔵の白壁となまこ壁、酒造りのシンボルとも言える赤レンガの煙突、青空と雲が描かれています。酒樽と徳利がうまく文字にはめ込まれています。「酒都」「西條」「酒蔵通り」の文字が誇らしげに蓋の上で踊っています。

日本酒好きなHigurasiは酒蔵通りを中心に町を見て周りました。まずは白牡丹酒造の白壁の蔵と赤レンガの煙突。西条を代表する景観で、これを見れば西条がまさに「酒都」であることに納得がいくでしょう。

見学可能な賀茂鶴の構内を訪ねました。白壁となまこ壁がレンガの煙突にうまく調和して、広島を代表する蔵元らしい表情を見せています。

旧山陽道の酒蔵通りは文字通り酒蔵が立ち並ぶ一角。酒の都らしい空気が漂います。

駅前のショーウインドウには「西條酒造王国」とあり、各蔵元の酒樽が展示されています。まさに「酒都」というべき光景ですね。

仕込み水は各酒蔵の前で自由に汲めるようになって、西条の蔵元のサービス精神の旺盛さを表しています。左から、亀齢（きれい）酒造の万年亀井戸　西條鶴酒造の天保井水　賀茂鶴酒造の福神井戸

白牡丹酒造の蔵にお邪魔。仕込み用の大きな酒樽が展示されていました。

賀茂鶴の蔵は見学もでき、お楽しみの試飲も可能だ。Higurasiもありがたくいただきました。

亀齢（きれい）酒造の民家風の蔵。赤褐色の瓦が美しい。

酒蔵の裏道。酒米の甘い香りが漂ってきそうな、独特の風情を醸し出しています。

撮影日：2015年5月31日